アスベスト(石綿)による健康被害の拡大を防止するため、建築物に吹付けられたアスベストに対する「調査」および「除去等」への補助を大阪府の各市で実施しています。
●補助制度のあらまし
(1)分析調査事業(令和7年度末制度終了予定)
1.内容
建築物の吹付け建材に対するアスベスト含有の有無に係る調査
2.対象建築物
吹付けアスベスト等(注1)が施工されている恐れのある建築物(吹付け建材を使用している建築物は対象となります。)
3.対象とする費用
吹付け建材のアスベスト含有調査に要する費用(データベース作成に係わる費用も含む)
(2)除去等事業(令和7年度末制度終了予定)
1.内容
建築物の吹付けアスベスト除去等
2.対象建築物
吹付けアスベスト等(注1)が施工されている建築物
3.対象とする費用
吹付けアスベスト等の除去、封じ込めまたは囲い込みに要する費用(注2)
●問い合わせ窓口
手続きや条件などの詳細、また補助制度の有無については対象建築物が所在する市町村にお問い合わせください。
補助を実施している市(令和3年4月1日現在)
※アスベストとは、天然の鉱物で石綿(せきめん、いしわた)と呼ばれ、不燃性や耐熱性、耐食性に優れ、これまで建築資材としてさまざまな形で使われてきました。しかし、石綿を吸入することにより中皮腫や石綿関連肺がんなどの健康障害を生じるおそれがあることが明らかになっており、建築物を維持管理する上ではそのリスクに応じて適切に管理・除去しなけれななりません。
(注1)「吹付けアスベスト等」とは、「吹付けアスベスト」、「アスベスト含有ロックウール」、「吹付けバーミキュライト」、「吹付けパーライト」でアスベスト含有率が0.1重量パーセントを超えて含有しているものをいいます。
(注2)
「除去」とは、アスベストを含有した建築材料を除去することをいいます。
「封じ込め」とは、飛散防止剤を用いてアスベストが含有した建築材料を被覆し、又は含有したアスベストを建築材料で固着させることをいいます。
「囲い込み」とは、アスベストが含有した建築材料を板等のアスベストを透過しない材料で、囲い込むことをいいます。